自社ローンの特徴と契約手順について
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自社ローンとは、信販会社のローンではなく、自動車販売会社独自のローンのことです。
自動車取得時に頼りになるこの自社ローンの特徴など、わかりやすく解説しています。
自社ローンのメリット
自社ローンの特徴として、信販会社を通さないので、過去に金融事故を起こしてブラックリスト入りされている方でもローン契約ができる点がメリットです。
この自社ローンには他にどんな特徴があって、どんなメリットがあるのでしょうか?
それでは、その他自社ローンの特徴を紹介していきましょう。
まず重要なポイントは、自社ローンを契約できるのは中古車に限られることです。
新車購入を希望される方は、ディーラーローンか銀行のカーローンを利用することになります。
しかしブラックリスト入りされている方は、ディーラーローンか銀行のカーローンは契約不可能です。
自社ローンの注意点
次に重要なポイントは、自社ローンは会社によって変わりますが、契約出来る金額は50万円程度に限られるということです。
しかも会社によっては頭金が必要なケースがあります。
さらにディーラーや銀行のように60回払いなどという長期契約は不可能で、12~24回払いまでの契約となっています。
また会社によっては保証人が必要のケースがあります。
保証人が不要のケースでは、TLAという保証会社を通して契約することになります。
一般的に販売会社への金利は0円となっていますが、このTLAに保証してもらうと、手数料として支払い総額の10%強が必要となります。
またこの手数料は最初に全額を支払う必要があるのです。
もし支払い不能となった場合、TLAに車を取られるというわけです。
TLA加盟店での自社ローンの審査について
最後にTLA加盟店で車を購入する場合に必要なものは以下のものです。
それは運転免許証のコピー、源泉徴収票、車庫証明、印鑑です。
申し込むとまずは面談の日を決め、面談します。
2、3日後に審査結果がメールで届き、販売会社が紹介されます。
そして車を選び、販売会社と契約するという流れです。
自社ローンの審査は通りやすいですか
中古車を購入する際に自社ローンを利用できますが、銀行の自動車ローンなどと比べると審査は通りやすいです。
自社ローンは中古車販売店が提供しているサービスですが、通常、販売店に金融関連の専門家は在籍していません。
この自社ローンとブラックリストの関係、そして審査について詳しく見ていきましょう。
自社ローンとブラックリスト
個人信用情報機関の情報を本人以外が参照するには資格が必要ですが、この資格がないため、現在の借り入れ状況や過去の金融事故の情報などを調べることができません。
客の申請した収入を元にして審査するしかないため、ブラックリストに載っている状態でも利用できます。
ただし、挙動不審で収入を偽っているなどの疑念を販売店に持たれると落とされることがあります。
審査に通りやすいと言っても、必ず通るという訳ではないので、油断は禁物です。
自社ローン利用の注意点
自社ローンは基本的に親族を保証人にする必要があり、保証人が不要な場合は代わりに手数料が高くなります。
手数料は貸金業の免許を持っていないため金利を取れない販売店が自社ローンの実質的な金利として上乗せするもので、金利としては自動車ローンよりも高くなることが多いので、返済の負担が大きくなります。
また、自社ローンの返済中は車の名義は販売店にあります。
普通に利用しているときは影響することはありませんが、車を廃車するときには販売店に許可を取らなければなりません。
返済ができなくなった場合には車を引き上げられてしまうこともあり、車に損傷があると修理費を要求されます。
このようにデメリットもありますが、自動車ローンの審査に通らず、自社ローンも組まないとなると中古車の購入ができなくなってしまうので、返済計画を立てて問題がなければ利用を検討して良いでしょう。
自社ローンの金利0%は得ですか
自社ローンは金利が0%であることがメリットのように説明されることがありますが、仕組みを理解して、それが本当に得なのか判断しなければなりません。
まず、自社ローンは中古車販売店が購入代金を立て替え、それを分割返済していくものですが、販売店は貸金業者ではありません。
金利を取るには貸金業の免許が必要となるため、中古車販売店が運営する自社ローンでは金利は0%になります。
自社ローンの注意点
自社ローンの0%という事は、代金を回収できなくなるリスクがあるのに無償で立て替えてくれるような都合の良い話はなく、代わりに購入代金に対して一定の割合の手数料が取られます。
これが実質的に金利に相当します。
ここで、オートローンと比べるとどうなるかを考えたとき、オートローンは低いものでは2%、高くても8%程度ですが、自社ローンは金利換算で10%以上になるため、損になります。
また、販売店の資金力の問題があり、あまり高額の立て替えはしてもらえません。
得に見えない自社ローンがなぜ必要になるかというと、利用条件にあります。
オートローンの意外なメリット
オートローンでは個人信用情報機関の記録を参照して審査を行うため、金融事故、いわゆるブラックの記録があると審査に落ちます。
これに対し、自社ローンは貸金業ではなく、個人信用情報機関の記録を参照する権利がないために、ブラックリストかどうかの確認ができません。
そのため、現在の収入について確認し、利用を認めるか判断するので、例えば過去に自己破産した記録が残っていても影響しません。
このことから、何も問題がなければオートローンを利用した方が良く、ブラックなどで審査に通らないときに自社ローンを利用すると良いでしょう。
自社ローンはブラックの状態でも借りられますか
主に中古車を購入するときに使えるローンとして自社ローンがあります。
ブラックの状態では信販会社や銀行のカーローンの審査に落ちてしまうので、自社ローンについても借りられる?と心配になりますが、これはブラックの人を対象にしたローンと言えるものなので、条件さえ満たしていれば借りられます。
自社ローンは中古車販売店が銀行から資金を調達して中古車の購入代金とし、それを利用者が分割で返済していく仕組みになっています。
利用者が直接銀行から借りるわけではないので、利用できるかは中古車販売店の判断によります。
この審査では過去の状況ではなく、現在返済能力があるかを見ているのでブラックでも関係ありません。
正社員でなくても安定した収入があれば利用できます。
自社ローンが利用できない?
ただし、中古車販売店がお金を立て替えるため、自社ローンは資金力のある販売店でなければサービスが提供されていません。
ブラックでも借りられるメリットがありますが、デメリットもあるので理解した上で利用しましょう。
まず、販売店によって異なりますが、保証人が必要なことがあり、もし返済できないと保証人に迷惑をかけてしまいます。
ローンの支払い期間を長期にすることができず、12回、長いものでも24回になります。
中古車販売店は貸金業ではないため、自社ローンの金利は0%となっています。
これだけ見ると得に見えますが、実質的には通常のローンよりも高い金利に相当する手数料が取られています。
そのため、ブラックで他のローンが利用できない場合に自社ローンを利用すると良いでしょう。
ブラックリスト入り男性の初めての自社ローン体験談
私は過去に金融事故を起こしておりブラックリスト入りしているので、現在貸してくれる金融機関はありません。
先日長年乗っていた愛車が壊れてしまい、「修理するよりも購入した方が安くつく」と修理業者に言われました。
私は「ブラックだからローンを組めないよ」と彼に言ったら、「自社ローンなら大丈夫だよ」と教えてくれ、自社ローンを利用しようと考えたのです。
そこで私の初めての自社ローン体験談を記します。
帰宅後ネットで調べてみると、自社ローンは自動車販売会社が独自の審査基準で直接融資するので、ブラックの方でも利用できるのです。
早速彼に教えてもらった自動車販売会社に行ってみました。
「ブラック入りしているが購入可能か」と正直に尋ねたら、「50万円までの車で毎月最低2万円ずつ返済可能なら購入できる」と言われました。
私は軽自動車を探していたので、8年落ちのワンボックスの50万円の車に目を付けました。
店員に条件を尋ねたら、審査通過後に伝えると言われました。
そこで早速事務所で審査を受けることにしました。
きちんと免許証のコピーと給与明細を持って来ていたので、提出しその日は帰宅しました。
2日後審査に通過したと連絡を受けたので、再び事務所に向かいました。
早速見積もり書を見ながら説明を受けます。
まず金利は0円ですが、保証会社に手数料15%を前払いで支払う必要があります。
50万円の15%なので75000円です。
後は毎月2万円を25回払いでOKとのことでした。
これなら支払えると納得し購入手続きを行いました。
車の諸経費と合わせて10万円強を最初に支払うのは痛いのですが、車を購入できることは非常にありがたいことです。